「きょうは雨だから、お客さんは少ないだろう」。お店では、よくそう考えます。では、本当に減るのでしょうか。公開されている調査と記録を並べてみました。
暑い日は、お客さんが減るのか
この夏、飲食店の70.1%が「暑さでお客さんが減りそう」と不安に答えました。
ところが、実際に減った店は31.4%でした。増えた店も29.2%あります。
不安と実際とで、倍以上の開きがあります。しかも、増えた店と減った店がほぼ同じだけありました。暑さがどう効くかは、お店によって逆を向いているということです。
雨の日は、お客さんが減るのか
飲食店の72.5%が「雨の日はお客さんが少ない」と感じています。これも、そう感じるかを聞いた数字です。
では、実際に測るとどうなるか。性格が正反対の2つの場所を、同じやり方で比べた記録があります。
- 行くかどうかを選べる場所(動物園)……晴れの日を100とすると、雨の日は63
- 行くと決めた人が通る場所(駅)……晴れの日を100とすると、雨の日は98
同じ雨で、片方は4割近く落ち、片方はほとんど動きません。駅のほうは、統計のうえでは「雨で減った」とまでは言えない大きさでした。2つの差のほうは、偶然では起きにくい大きさで出ています。
つまり、雨がどれだけ効くかは、天気そのものではなく場所の性格で決まります。「雨の日はお客さんが何割減る」という一律の目安は、置けません。
では、どう考えればよいのか
ここまでの2つから言えるのは、次のことです。
- 「暑いから減る」「雨だから減る」という感覚は、実際とずれていることがある
- 天気がどれだけ効くかは、お店の立地と業態で変わる
- だから、よそのお店の平均ではなく、自分のお店の記録で確かめるしかない
自分のお店では、どうなのか
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