お店の売上予報

雨の日・暑い日に、お店のお客さんは本当に減るのか

調査と実測の記録を、出典つきでまとめました。

「きょうは雨だから、お客さんは少ないだろう」。お店では、よくそう考えます。では、本当に減るのでしょうか。公開されている調査と記録を並べてみました。

暑い日は、お客さんが減るのか

この夏、飲食店の70.1%が「暑さでお客さんが減りそう」と不安に答えました。

ところが、実際に減った店は31.4%でした。増えた店も29.2%あります。

不安と実際とで、倍以上の開きがあります。しかも、増えた店と減った店がほぼ同じだけありました。暑さがどう効くかは、お店によって逆を向いているということです。

出典:シンクロ・フード(2026年8月1〜4日・インターネット調査・飲食店ドットコム会員 271件)。不安も、実際の増減も、この同じ調査で聞いたものです。「減りそう」は、そう感じるかを聞いた数字で、売上そのものを測った数字ではありません。

雨の日は、お客さんが減るのか

飲食店の72.5%が「雨の日はお客さんが少ない」と感じています。これも、そう感じるかを聞いた数字です。

出典:飲食店ドットコム(2024年6月・約400店)。

では、実際に測るとどうなるか。性格が正反対の2つの場所を、同じやり方で比べた記録があります。

同じ雨で、片方は4割近く落ち、片方はほとんど動きません。駅のほうは、統計のうえでは「雨で減った」とまでは言えない大きさでした。2つの差のほうは、偶然では起きにくい大きさで出ています。

つまり、雨がどれだけ効くかは、天気そのものではなく場所の性格で決まります。「雨の日はお客さんが何割減る」という一律の目安は、置けません。

比べたもの:札幌市円山動物園の入場者数(330日)と、松江駅の通行量。いずれも気象庁の日別の天気と重ねて、気温の影響を取り除いたうえで比べています。「選んで行く」と「決めて通る」の中間にある場所(飲み屋が多い通りや住宅街)は、まだ確かめられていません。

では、どう考えればよいのか

ここまでの2つから言えるのは、次のことです。

自分のお店では、どうなのか

「お店の売上予報」は、天気・曜日・祝日・気温と、お店自身の売上の記録から、あすの忙しさを予報するiPhoneアプリです。

はじめは立地と業態からの目安で出します。売上を記録していくほど、そのお店の実際の数字に寄っていきます。「このお店では、雨の日はどうなのか」が、自分の記録から見えるようになります。

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